もっと本気で向き合おうよ

2016/12/06

湘南で働いてます

松浦です

ここ最近、というか、
11月からですが、
お客様から連絡を頂くことが多く、
今日は、そのことを
自分への戒めも込めて、
記事にしたいと思います

僕には
前のサロンで働いている時、
沢山のお客様がいました

今まで何度も書いてきましたが
銀座から湘南へ場所を移すのは
本当にリスクしかなく、
1番ご迷惑をおかけしてしまったのは、
他の誰でもなく「お客様」です

「失う」という表現は
間違っているかもしれませんが

僕は沢山のお客様を失いました

お客様への想いは、
離れていても変わりません

物理的に無理なこともあるので、
人が人を想うように、
「僕よりも素敵な美容師さんに出会えて、
ちゃんと切ってもらっていればいいなぁ」
と願うことが本望であり、
本当にそうあることを願っています

ただ
でも、

この1ヶ月ちょっとで

「他の人に切ってもらったんだけど、
どうしても納得がいかない」

という連絡を、
何人ものお客様から頂きました

実際に湘南まで足を運んで下さり、
「切りなおしてほしい」
というお客様もいらっしゃいました

正直
こうなる前に
自分がハサミを入れることができなかった
という悔しさもあります

もちろん、
1番辛い思いをしているのは
お客様なんだけど、
前回切ってくれた美容師さんは、
なんでこんなことをしてしまったんだろう
という悲しさの方が大きいです

切った美容師さんを
否定するわけではありません

もちろんその美容師さんにとっては、
最良のカットをしてくれたんだと思います

でも、
でもね、

本当に「最良」だったのかな？
って思うんです

厳しいことを言うかもしれませんが、
これが「最良」と言うなら、
あなたのカットは上手ではないかもしれない。
と思うことが多々あるのです。

自分も偉そうには言えないけど、
目の前のお客様が喜んでくれない限り、
それは「最良」の技術とは
言えないんじゃないかな

明らかにガタガタな刈り上げ

無秩序なセニング

意図が読み取れないカットライン

本当に本当に、
お客様にとって、
髪の毛って、
すんごく大切なんだよね

全国何万人という美容師がいる中で、
あなたのところに来てくれたんだから、
本当に自分の技術や接客に
責任を持ってほしいと切に願います

お客様を失ったからこそ、
本当にそう思うんだけど、
お客様って簡単に来てくれないよ

すっごく大切なの

そんな大切なお客様を
あなたの勝手な技術やエゴ
ましてやその日の機嫌や
気分で傷つけるなんて
ありえないことなんだよ

美容師さんは、
本当に今一度考えて欲しい

自分のとって何気ない1日は
お客様にとっては
2ヶ月に1回の特別な日だ

もっともっと考えて欲しい

例えは悪いかもしれないけど、
2ヶ月に1回しか会えない
大切な彼女が家に来る時、
みんなならどうするだろうか？

玄関から部屋の中まで
片っ端から掃除して、
トイレはピカピカに磨くし、
布団は前の日に干しておくし、
枕カバーなんか洗って
ファブリーズまでしちゃうし、
風呂場なんてカビキラー 1本使うし、
テレビの上のホコリや、
時間あるなら窓ガラスまで拭いちゃうよね

そんな気持ちで、
店、掃除してる？

お客様を写す鏡、本当に綺麗？

シャンプー台の枕、
イヤな臭いしない？

そんなことより、
お客様を満足させるくらいの技術を
日々磨いてますか？

大好きな人を喜ばせたかったら、
その人のために色々「準備」するよね

本当に「準備」できてる？

僕は常に思う

初めて担当させて頂くお客様は、
元々は誰かの大切なお客様だと

どんな理由があったかはわからないけど、
自分のところに来て下さったなら、
前回よりもいい髪型にしたいし、
前回よりも満足して頂きたい

それがお客様にとっても、
前回切って下さった美容師さんにとっても
失礼のないことだと思うから

昨日、
お酒を飲んだ勢いで
こんなことを呟いていました

お客様は練習相手じゃないよ。
自分にとっては何気ない1日でも、お客様にとっては2ヶ月に1回の大切な日なんだよ。
毎日毎朝、それを考えて仕事するだけで絶対考え方や接し方変わると思うよ。

— 松浦裕哉【湘南 afloat】 (@shonan_matsuura) December 5, 2016

本当にお客様のことを考えて、
もう一度来てもらいたいとか、満足して帰ってもらいたい。って思ってんなら、あれもしなきゃこれもしなきゃって色んなアイデア浮かんできて、天気の話とか年末の話とかどうでもいいと思うんですよね

— 松浦裕哉【湘南 afloat】 (@shonan_matsuura) December 5, 2016