半年たちました

2017/06/01 2017/06/02

湘南海の教祖

松浦です

今日は特別な日なので、
少しだけ
語らせて下さい

去年の夏の話です

僕は嫁に
当時働いていた会社を
辞めることを伝えました

給料が半分以下になること

もし本当に生活が出来なくなれば、
しばらくの間
実家に帰ってもらうかもしれない
という話までしました

いつもなら
サラッと伝えることが多いのですが
今後の生活のこともあるので
面と向かい合って真面目に伝えました

嫁から返ってきた言葉は

「あなたならどこでもできるよ」

の一言でした

前の職場では
なんの不自由もありませんでした

生活するには十分な給料をもらい

カットさえすれば
アシスタントが
シャンプーやカラーをしてくれて

暇さえあれば裏でスマホをいじり

会社が払ってくれてる広告宣伝費のおかげで
なにもしなくてもお客様が来てくれて

役職者というだけで優遇され

黙ってても撮影の仕事がくるし

誰にも文句は言われないし

美容師としては
なんにも心配することのないような
毎日を送っていました

多分
辞めていなければ
「代表」になっていたと思うし、
辞める時に
なぜそんな道筋が見えているのに辞めるのか
という話をいろんな人にされました

辞めたことに後悔はありません

僕は今
「美容師」を全力でやっていて
全力で楽しんでいます

だから
後悔なんて
これっぽっちもないのです

11月から湘南で働き始めて
今日で半年が経ちました

嫁にも言ったように
本当にうまくいかなければ
嫁と子供には実家に帰ってもらい
自分は6畳1R 家賃3万2千円
くらいのところに引っ越して
美容師に専念しようと思っていました

「美容師はどこでもできるからいいよね」
なんてよく言われるけど、
場所を選ばず仕事はできても
お客様がいなければ
本当に仕事になりません

お客様を失い
職場を変えるのって
本当に本当に大変で
ましてや東京から神奈川なんて
エリアが違い過ぎて
計り知れないほど恐ろしいことなんです

僕は、能天気で楽天家なんだけど、
さすがに独身ではなく、
嫁も子供もいるから、
家に帰って、嫁や子供の寝顔を見ると
安心することもなく、急に動悸がしたり、
夜にすごく汗をかいて目が覚めたり
お客様が誰もきてくれなかったらどうしよう
とか不安に押しつぶされそうで
朝まで寝れない日もあったりして
自律神経を
コントロールできない時もありました

なのでこの半年間は
不安をかき消すために
自分にプレッシャーをかけ
「絶対できる」と公言をして

言葉通り
本当に「がむしゃら」に
美容師をしました

たぶん本当に
「お客様のため」になることしか
しなかったと思います

今日で半年

おそらく
普通では出せないくらいの結果を
この半年で出してきたつもりです

まだまだ裕福ではないけれど
家族が食べていけるくらいの
お給料は頂けるくらいになりました

僕は幸せです

胸張って言える

入社当時から
「松の自由にしていいよ」と言ってくれた
社長の高屋には
感謝の気持ちしかなく
この言葉に何度も救われました

売れるかどうかわからない商品を
大量に仕入れたり
無茶なお願いもしたり
本当にわがままを聞いてもらいました

でもそうやって
自分に負荷をかけ続けることで
自分のモチベーションを向上させ
身体に鞭を打ってきたつもりです

あまり大きな声では言えませんが
ありがたいことに